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■4日目(2008.07.21)

《早朝撮影断念》
旅も終盤に差し掛かってきました。
昨日、唯一行けなかった「美幌峠」に行こうと朝起きてみますが山の麓から既に霧だらけ・・・
ということで、いくら山に登っても峠からは下は見えないと判断して、やむを得ず中止しました。
ガソリンも高いですし・・・
ちょっと話はそれますが、ガソリンといえば今回はレンタカーでロングドライブなので給油は
必須です。そこで、安いスタンドはないかと会社の上司に聞いてみたところ・・・
「モダ石油」というチェーン店が安いということを聞きました。
道内に結構な店舗数があるようですので、事前に調べてみるといいと思います。
美瑛で一度給油しましたが、周りのスタンドの価格よりLあたり10円ほど安かったです。

《硫黄山・霧の摩周湖》
早朝撮影を断念したおかげで、少しはゆっくりできました。ですが、先を急ぎますので7時には出発です。
この日最初の目的地は「硫黄山」です。宿泊地から車で約10分程度です。
到着すると、停まっている車は1台のみ。駐車場も有料ですが、まだ人がいませんでした。
ちなみに、この駐車場で料金を払うと、摩周湖の第一展望台の料金も兼ねているそうです。
車から降り立つと、想像通り再び硫黄の臭い満開です。子供たちは、鼻をつまんでいました。
結局、硫黄山の吹出口に近づこうともしませんでした。
一通り見終わって、次の目的地は「摩周湖」です。
霧の・・・で有名な湖です。
まずは、第三展望台に到着です。こちらは、駐車場代無料です。ただしお店などは一切ありません。
展望台に近づくにしたがって高度が上がっていくわけですが、霧がだんだん濃くなっていきました。
第三展望台は霧に包まれていました。もちろん、展望台から見渡しても、湖面はまったく見えません。
途中、湖面らしき部分を見ることができましたが、ほんの一瞬少しだけでした。
しばらくしても状況が変わりそうになかったので、あきらめて第一展望台に向かいました。
ここは、駐車料金410円が必要です。もちろん、湖が見えても見えなくてもです。(笑)
硫黄山では料金が徴収されませんでしたが、結局、ここで払うことに・・・
そして摩周湖を見てみますが、やはり霧だらけです。
少し待ってみようということになって、状況を見守ります。
すると・・・少しずつ、霧が晴れてきました。ラッキーです。そして、最も晴れた状態で湖を撮影しました。
でも、またすぐに霧がかかって見えなくなりました。その間、約15分程度でした。
観光バスで来ている方にとっては、本当に運試しですよね。
晴れた瞬間についたバス、霧がかかった瞬間についたバス・・・
霧がかかっていても、自由に待つことができませんので、まったく湖の姿を見ることなく帰る方もいるのです。
一瞬ですが運よく見ることができましたが、再び晴れそうもなかったので、先を急ぐことにしました。

《開陽台展望台》
次の目的地は、地球が丸く見える展望台「開陽台展望台」に行きました。
ここにたどり着くまでの道中は、本当に牧場が多かったです。あと、道がまっすぐでとても走りやすかったです。
(全体的に走りやすかったですが、特に・・・)
展望台直前から突然急な上り坂でした。その坂を上りきると展望台に到着です。
本当に、駐車場からも先の先まで見ることができます。
展望台に登ってみます。さらに、目の前に本当に地球が丸く見えるほどの景色が広がります。
野付半島や国後島なども先には見ることができます。360度一周の景色を見ることができます。
ただし、海の反対側は山になっているので、残念ながら地球は丸く見えません。

《羅臼》
開陽台展望台を後にして、この日のメインの目的地である知床に急ぐことに。
まずは、知床半島の東側にある「羅臼」を目指します。
ここにいたるまでの道もとても走りやすいです。
また、久々に海を見ました。1日目に飛行機で海を見て以来ですね。
そして、国道335号沿いに建つ道の駅「知床・らうす」に到着です。
道の駅「知床・らうす」 紹介ページ → http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/63/each.htm
ここでは、海産物も多く販売しています。
羅臼といえばのホッケやカニなど・・・どれも大きく立派なもので、しかも値段は安い。
とてもほしかったのですが、道中まだまだ先もあるのでやめました。
今思えば、配送してもらえばよかったかなぁ・・・とちょっと後悔です。
道の駅「知床・らうす」では、軽めの昼食をいただきました。
夜は、ホテルでのバイキングが待っているので、昼は軽めに「かにめし(弁当)」と
「鉄砲汁」です。(旅行中に宿泊先での食事をつけたのはこの日の宿泊のみです・・・)
そして、羅臼を後にして知床半島西側のウトロを目指します。

《知床峠》
羅臼からウトロは国道334号線(知床横断道路)を走ります。
その中間地点として、「知床峠」があります。
知床峠 紹介ページ → http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/point/8p_touge.htm
知床峠は知床八景のひとつで、知床横断道路の頂上で知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠だそうです。
7月下旬でも残雪の白を見ることができ、羅臼岳の紅葉が見事で、天候が良ければ遠く北方領土国後島も望むことができるそうです。
この日は、天気は曇りで峠付近は濃い霧に包まれて周りの景色は何も見えませんでした。
羅臼岳は見ておきたかったですね。本当に残念でした。。。
結局、何も見えないのですぐに出発しました。
そして、次の目的地である「知床五湖」に向かいます。
向かう途中でイマイチローだけですが道を横断する「ヒグマ」を目撃しました。
運転中だったので、証拠写真は取れませんでしたし走るスピードも速くて視界に消えるのもあっという間でした。
他の家族にも言ったのですが、見たときは既にいなくなった後だったので「本当に?」と疑いの目で見られるという結果に・・・
でも、熊が横切った目前に車があり、その車とすれ違うときの運転手のびっくりした顔・・・印象的でした。

《知床五湖》
国道334号線(知床横断道路)ウトロ方面に走っていき、知床自然センターのある三叉路を右折します。
その後、約10km(道道知床公園線) 走ると知床五湖に到着します。
知床五湖 紹介ページ → http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/point/8p_goko.htm
ちなみに、車はここで通行止めになります。この先のカムイワッカへは夏季であればシャトルバスがあるようです。
また、知床自然センター付近から道道知床公園線に入ると、道端にエゾシカやキタキツネを見ることができます。
車を降りて遊歩道の入り口に行ってみると、今日は1・2湖のみ散策可能だということでした。
3・4・5湖はヒグマが出没する可能性があるため、閉鎖されていました。
到着する前は、すべて回ろうと思ったので残念でしたが、ヒグマの出没する場所にお邪魔させてもらう以上は
仕方のないことですね。
ということで、1・2湖を散策しました。大きな湖ではないのですが、手付かずの自然が本当に美しいですね。
原生林が湖面に映ってとてもきれいでした。
ここでも、天気がよくなかったので周りの山は見えませんでしたが、散策できただけありがたかったと思います。
(ちなみに、翌日はすべて立ち入り禁止だったようですので・・・)

《宿泊先へ》
知床五湖の散策も予定より早く終わり、次の予定まで時間があったので先に宿泊先にチェックインすることにしました。
(時間に余裕ができたのは、この旅行で初めてだったかもしれません・・・)
本日の宿泊先は、「知床プリンスホテル風なみ季」です。
知床プリンスホテル風なみ季 ホームページ → http://www.shiretoko-kazanamiki.com/
ホテルは今回の旅行では最大の規模で、フロントなどサービスも行き届いています。
部屋も清潔で過ごしやすかったです。
そのままゆっくりとしたかったのですが、次の予定があるので目的地に出発です。

《知床観光船》
次は、知床観光船「おーろら」に乗船します。
知床観光船 ホームページ → http://www.ms-aurora.com/page1.htm
今回の乗船はホームページより予約をして、オロンコ岩手前の切符売り場で切符を購入します。
更に手前には、クルーザーの営業所が何箇所かあり、間違いそうになりました。気をつけましょう。
切符を購入してオロンコ岩をくぐると、駐車場があります。1日400円です。
ここに停めて、見えるところに「オーロラ」の乗船場があります。
今回は、「硫黄山航路(往復33km、1時間半)」を選択しました。
料金はひとりあたり、大人2700円、小学生1350円です。
もう一つ知床岬まで行く「知床岬航路(往復85km、3時間45分)」もあります。
ところが、天候の関係で途中の水晶岬で折り返す1時間の航路になるとのこと。
でも仕方ありません。欠航になるよりはマシですので・・・
出航すると、すぐにデッキに出ました。少し寒かったですが、風が気持ちよかったです。
プユニ岬、乙女の涙(フレペの滝)、男の涙(湯ノ華の滝)、象岩、クンネポールなどを解説を聞きながら
自然の造形物を存分に楽しみました。
結局時間としては、1時間で丁度よかった感じですね。
知床の海岸線の自然の造形物は必見です。おすすめです。

《宿泊先》
知床観光船に乗った後、再びホテルに戻りました。
部屋で休憩した後に、夕食です。
この日の夕食は、バイキング。席に案内されて早速、食事を取りに行きます。
まず驚いたのは品数。和洋中各ジャンルの料理と様々な食材。
タラバガニやズワイガニのボイル、知床牛のステーキやエゾ鹿のシチューなど地元の食材をふんだんに取り入れた
料理が並びます。
やはり、こんなときは取り過ぎてしまいますねぇ・・・でも、ドンドン食べていきます。
食事の締めは自分で好きな具を載せる海鮮丼、そしてその後のデザートも豊富です。
子供たちには、駄菓子も豊富です。
お陰で、これまでの旅行の中でもっともたくさん食べました。本当に動けなくなるほどお腹一杯になりました。
全体的に、中華の味がちょっと合わなかったかなぁ・・・と思いましたが、
子供の好きな料理も多くあり、家族全員が満足するバイキングでした。
その後部屋で休憩した後に、もうひとつお出かけするイベントあるので出発です。

《知床ナイトシアター》
夜の野生動物を観察しようということで、NPO Shinra(知床ナチュラリスト協会)のツアーに参加しました。
この日は、2家族でワンボックスカーに乗り込み出発です。
コースは、昼間通った国道334号線(知床横断道路)から道道知床公園線を通って、夜の野生動物を観察します。
途中、懐中電灯を照らしながら野生動物を探します。
他にもバスのツアー等もあり、結構な台数でした。
最初はなかなか動物を発見できず、ガイドの方の発見した動物を見ていましたが、次第に自分たちでも
発見できるようになりました。
動物も、最初はエゾシカのみの発見でしたが、後半にはキタキツネも発見しました。
しかも、3頭の親子のようでした。じゃれあう姿も見られ、昼間よりも人間を警戒する様子もなく、
自然な姿を覗かせてもらいました。最後に、ヒグマが見られるスポットに行きましたが、この日は不発。
というか、ほぼ見ることはないそうです。ただ、川で鮭を取る姿が目撃されたという話もありました。
また、天気がよくなかったので、残念ながら星もほとんど見ることができませんでした。
ただ、夜に生息する野生動物を見つけて観察する機会は滅多にないことなので、楽しむことができました。
ガイドの方のお話だと、冬の知床は流氷と触れ合えるので魅力的だという話でした。
冬は、外にいるより海の水の中のほうが暖かいらしい。そんな冬もとても寒そうですが、体験してみたいものですね。
そして、所要時間の90分を少しオーバーしてホテルに戻りました。
これで、この日の予定は終了です。

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